古代ロマンへの思い  東谷町「権現山遺跡」発掘調査

 1996年、北関東自動車の建設工事にともなって発掘調査が行われた際、笹塚古墳のすぐ近く(東谷町)で堀に囲まれた豪族の居館がついに発見されました。

 新潟大学人文学部考古学研究室(橋本博文教授)は、平成22年度に同地区を訪れ初年度調査を実施し、この度調査結果がまとまったことから資料をご提供いただきました。

 平成23年度調査も継続して実施する予定となっており、 平成23年8月20日(土)に東谷町「東谷神社」において、東谷神社北隣接地に存在した古墳時代中期の豪族居館跡「権現山遺跡」の発掘調査説明会が行われ、約50名余の考古学ファンが集い、熱心に学び、古代ロマンに思いをはせました。

 調査に当たっては、土地所有者の皆さんはもとより、宿舎を提供いただいた地元公民館関係者、調査をご指導くださった宇都宮市教育委員会・栃木県教育委員会・財団法人とちぎ生涯学習文化財団埋蔵文化財センターの諸機関の関係者の皆さまのご協力により実施できたことに厚くお礼申しあげます。

 

 

【平成22年度調査結果】

平成23年度 権現山遺跡調査