無病息災「どんど焼き」雀宮東小学校

13日夕刻、雀宮東小学校で「どんど焼き」が行われました。「どんど焼き」は、正月の松飾りやしめ縄、お守りなどを家々から持ち寄り、供養の意を込めて燃やすという、お正月の伝統行事です。どんど焼きの楽しみと言えば、まゆ玉を焼いて食べることです。まゆ玉とは、魔よけの色といわれる赤、白、黄、青色のお団子を繭の形にして木の枝に刺したもので、「どんど焼き」の火にあたったり、焼いた団子を食べれば、その1年間健康でいられるなどの言い伝えがあり、この日、訪れた家族連れは、まゆ玉団子を食べながら、無病息災を祈りました。

 「どんど焼き」のまゆ玉の原料は、雀宮東小学校の生徒たちが種から育てたもので、【種まき】⇒【田植え】⇒【草取り】⇒【稲刈り】⇒【どんど焼き(餅つき・まゆ玉作り】さらに⇒【卒業祝い餅】へと続きます。これら一連の流れは、『のみどり活動』といい、「野山にふれ、元気に自然とふれ合う体験から心身ともに健やかに育ってほしい」との願いから、雀宮東小学校PTA(高島 誠会長)のみなさんや地域の方々の力強い絆と協力で支えられ、40年以上続く伝統行事です。 ⇒ 稲刈りの様子

 PTA・地域みなさんの協力により子どもたちも参加しながら、まゆ玉を刺す「水の木」の用意、まゆ玉だんご作り・市内最大級の火を焚くヤグラの組み立て準備が行われ、午後6時30分点火。歓声とともに20メートル近く、一気に勢いよく燃え上がる炎、バチバチと響き渡る竹の弾ける音、その迫力は圧巻です。炎が治まってくると 人垣の輪もどんどん小さく なり、火の傍では「これを食べれば、今年1年を健康で 過ごせるぞ」と願いを込めてまゆ玉を焼きました。