令和6年2月1日(木)雀宮地区まちづくり推進協議会(稲葉豊会長)・雀宮生涯学習センター共催事業として、『I LOVE雀宮講座』が開催され、24名の参加がありました。
宇都宮の歴史・遺跡に精通している、宇都宮市教育委員会の今平副参事に講師をお願いし、地元の古代の役所跡である上神主・茂原官衙遺跡(かみこうぬし・もばらかんがいせき)について学びました。
第一部の講義では、官衙の役所としての役割や、官衙の建物などの遺構、東山道の経路、そして古代の人名が記載されている「人名瓦」など、分かりやすい説明がありました。
第二部の現地見学では、発掘で明確となった役所の政庁の跡や、税として集めた米や籾を貯蔵していた正倉院跡を見学しました。
特に正倉院跡では、40棟以上が整然と並んでいた当時の状況が忍ばれ、官衙の規模の大きさを認識しました。
今回の参加者からは、「身近なところに下野国の行政の中心が存在していた事を知って驚いた」「あらためて雀宮の歴史の深さを認識した」などの声が多く聞かれ、好評のうちに終了しました。