避難所HUG(避難所運営ゲーム)を実施

 雀宮地区自治会連合会執行部及び雀宮地区市民センターは、平成29年10月13日(金)に避難所HUG(避難所運営ゲーム)を実施しました。

 毎年、日本では7月から10月にかけて接近・上陸する台風が多くなり、大雨、洪水、低地への浸水、暴風などによる被害が発生する場合があります。また、大地震が発生した場合でも、家屋の倒壊や火災などにより被災した人々が避難所での生活を強いられることになります。

 もし地域内で避難所が開設され、その意運営をしなければならない立場になった時、最初の段階で殺到する人々や出来事にどう対応すればよいのでしょうか。

 避難所HUGは、避難所運営をみんなで考えるためのひとつのアプローチとして開発されたもので、避難者の年齢や性別や国籍、また病気やケガ、ペットの同行などそれぞれが抱える事情が書かれたカードを、避難所の体育館や教室に見立てた平面図にどれだけ適切に配置できるか、また避難所で起こる様々な出来事にどう対応していくかを模擬体験するゲームです。

 災害時要援護者への配慮をしながら部屋割りを考え、また炊き出し場や仮設トイレの配置などの生活空間の確保、視察や取材対応といった出来事に対して、参加者はお互いの考え方を理解しあいながら、自由に意見を出し合いゲーム感覚で避難所運営を学びました。

 そして、避難所で発生する様々な課題に対応するためには、まずその地域で起こりえるケースを事前に想定し、対応を考えておくこと、受付とは別に避難所運営本部(仮称)の早めの設置が必要であること、また避難所運営には女性の視点・参加が大切であることなどを学ぶことができました。