郷土史研究会、新潟県へ研修旅行

雀宮郷土史研究会(吉田達男会長)は本年度県外研修として6月21・22日新潟県を訪れ、魚沼市の名刹「永林寺」にて住職の尊いお説教を聞き、幕末の名匠「石川雲蝶」が13年かけて造り上げた彫刻等の数々を見学、次いで、国指定重要無形民俗文化財「越後山古志・牛の角突き」を見物しました。重量もある2頭の牛が角を突き合わせて壮絶に戦う迫力ある様に目を奪われました。その後、地元有志の案内で11年前の中越地震の爪痕が残る木篭(こごも)集落で当時の惨状の説明を受け、今も残る水没した民家を目にし、被害の甚大さを認識しました。(木篭集落は壊滅し、全戸高台に移転し、住民は皆無)郷土史研究会としては地元復興の一助にと、地元産の手作りのお土産を不参加者の分も合わせて購入しました。続いて、集落住民の労働奉仕によって作られた、手掘りの道路トンネルとしては日本一長い「中山隧道(ずいどう)」を見学し、山あいに緑の稲田と鯉の養殖池とがみごとなコントラストを見せる自然豊かな棚田をカメラに収め、一日目を終了。ひなびた地元の宿で親睦を深めました。2日目は小千谷市にて「錦鯉の里」で錦鯉誕生の歴史・養殖状況等を学び、北国街道の宿場町、出雲崎では「良寛」について学び、はるか佐渡島を望みながら往時の面影残る北国街道を散策しました。