原発の近隣住民 雀宮地域へも自主避難 

福島県の隣に位置する栃木県。宇都宮市内の避難所には福島などから自主的に避難して来た人々が身を寄せています。

雀宮地域においても,自主避難者が次々に到着しました。避難生活を続けていた人は布団や食事の提供を受け,ようやく緊張を緩めた様子です。雀宮地区まちづくり協議会(宇賀神源泉 会長)は,各種ボランティアに協力を依頼するとともに,不足物資の調達を行いました。

 (炊き出しを振舞う,JAみどり会の皆さん)

東日本大震災で被災した東京電力福島第1原発の北15キロ,

避難指示が出た福島県南相馬市から

家族9人犬2匹とともに避難してきたご家族は,

「海側のまちは,何もありません。もう涙も出ません。」

「福島での避難指示は,すぐに終息するであろうと思い,

ほとんど何も持たずに着の身着のまま飛び出してきてました。

 皆様のお心遣いに,お礼申し上げます。ありがとうございます。」と

暖かい炊き出しに感謝していました。